イノベーション/つながる戦略

2016年12月23日

CONNECT/サンディエゴ創設者のメアリー・ウオルショック博士のセミナー覚書です。

アメリカのサンディエゴは、農業と海軍の街でしたが、今やエンジニアを目指す若者が最終学歴を収める場所として目指し、多くのエンジニアがそこで新たなビジネスを生み出し、そしてアントレプレナーはその地にとどまり後進を育てるというエンジニア育成と活躍の地として変貌を遂げました。その立役者が、社会学者のメアリー・ウオルショック博士。産学官の連携をこの40年継続し続け、今のサンディエゴの街と文化を創造しました。

メアリー・ウオルショック博士の言葉いくつか。

「イノベーションはリスクを伴う。だからこそ人と人がつながり、信頼関係を築くことが最優先である。多少なりとも失敗があったとしても、産学官のつながりや新たな人材との絆の構築をもって、その失敗は未来に活かされる。何をやるかより前に、誰とつながり、どう信頼関係を築くかである。」

「若者をひきつける街に必要なものは、『好き』につながる魅力があるかどうか。サーフィンが好きだからこの街に来た僕はエンジニアです。JAZZが好きなのでこの街で学ぼうと思った私はエンジニアです。私は美味しいワイン、美味しい料理が大好き。だからこの街で起業する。と言ったように」

「この街のレストランやバー、趣味の場には、職や立場を超えた人と出会う機会が常にある。大人と若者が会って話せる場所が用意されている。そして、投資をする人、場所を無償で提供する人、インスピレーションを与えてくれるアントレプレナー的な人が必ず存在する」

「エンジニアの街だからと言って、生まれたビジネスはハイテクばかりではない。ある人はサーフィンボードのブランドで成功し、ある人はレストラン経営、ある人は不動産と、この街を創造しつづけるために必要なところで次々と新たなビジネスが生まれた」

「産学官がつながり、世代を超えて、職域を超えて、「立場」「知識」「お金」「経験」をもって次世代を支援するコミュニティが形成されている町が、今のサンディエゴ。若者が集まり、この街に留まり、未来を創造し続ける。」

CNNで、日本の福岡がシリコンバレー、もしくはサンディエゴになりうる可能性を持った街だという記事が載ったらしい。
はたしてそれはどうなんでしょう。メアリー博士は、「アメリカ式でなく、日本、もしくは福岡は、スェーデン式を参考にした方がいい」とアドバイスされていました。さてさてその真意とは。



  


Posted by 内木場三保 at 20:40Comments(0)

イノベーションについて

2016年12月23日

組織コミュニケーショントレーナーのうちこばです。

依頼される研修では、継続的に実施するケースが多いです。
つまり、研修を通して、組織の成長(=人の成長)を促す目的や、更には旧態依然とした組織に風穴を開け進化を促すイノベーションが目的の研修です。研修の手法はさまざまですが、一番大切にしているのは「対話」です。

イノベーションを可能にするには、「対話」による信頼関係の構築が最優先です。
組織が変わる時には、先を見て変わろうとする人たちがいる一方で、必ずブレーキを踏む人たちが出てきます。

そんなときに必要なのは、同じ穴のムジナ同士で悶々としないこと。
イノベーションを意識する人は(もしくは役割を担う立場の人は)、どんどん他部署や社外の人など新しい人を巻き込んで、未来に向けてとことん語り合う機会が必要です。その場を創造するきっかけが研修であったりします。場の振り返りも必要です。

ブレーキを踏む人たちは、イノベーションが徐々にルーチン(しくみ)に変換していき、やるべき業務として明確になると、そこをしっかり担う人が多いように思います。役割意識や仕事に対する価値観が違うんですね。

イノベーションに終わりはありませんから、常に未来を見通す人が必要です。現状に課題を見出す人も必要です。アイデアや戦略に長けた人も必要だし、なんで変わらなければならないのかと問い続ける人も必要です。大事なことは、組織の存在意義(ミッション)の共有です。

あなたの会社の存在意義を言葉にすると、どんな言葉になりますか?
  


Posted by 内木場三保 at 11:53Comments(0)研修

浅草寺参り 2016年師走

2016年12月17日




東京出張の折に、時間があるとお参りするのが明治神宮や浅草寺。
今回の出張では、あまり自由時間がとれなかったので、浅草から羽田空港直通の電車があることと、蕎麦を食べたいだけの理由で浅草に足を運びました。雲一つない晴天に恵まれました。

昔、はじめて浅草寺に行ったのも仕事で出張した帰りでしたが、当時本当に仕事が大変で疲れていて、ひとりでふらりと行ってみました。気合いで引いてみたおみくじを開いて愕然。生まれてはじめての「大凶」。目まいがするほどショックでした。よろよろと近くの木陰に入って呆然としていたら、いつの間にか周りにおじいちゃんたちが集まってきて、「どうしたおねえちゃん」と話しかけてきました。大凶のおみくじを見せると、みんなで「よかったよかった」と大笑い。驚いていたら、浅草寺は日本で一番大凶が多い寺であること。大凶はどん底だから、それ以上落ちない、つまりあがるしかないということ。だから、「これからいいことある!」と断言していただいて、20代の私は泣いたのでした。

それから、機会があるごとに参拝します。
最近は浅草神社や、弁天堂の風景にもスカイツリーが加わって新鮮です。今頃は「羽子板市」が立っていますね。仲見世通りの設えはすでに、新年の飾りになっていました。今日もにぎやかだろうと思います。ただねえ、ロッカーが少ないので、空港に向かう前は荷物と共に歩くことが多いんですよねえ。今回もそうでした。仲見世通りをはずれて、わき道を歩く癖は、そんな経験も影響しています。わき道、なかなか面白いですよ。

  


Posted by 内木場三保 at 14:04Comments(0)

女性活躍推進の今

2016年12月17日

「女性活躍推進」と言っても、地域や、組織に於いて、取り組み方はさまざまです。 こころ塾は、講演や、研修といった形で仕事の依頼を頂きますが、必ず熟議を導入しています。なぜならば、女性活躍推進をどう支援するか、どのように取り組むべきか、どんなビジョンを描くのか、一人一人捉え方が異なるので、共有する場はとても大切だと思うからです。

たとえば、徳之島。

ひとりの女性が産む子供の数で、日本トップクラスの島です。 たくさん子供が生まれる島では、地域で子育てをする環境がまだ残っているように思います。ですから、自治体が主催する講演会では、住民を巻き込んで現状の共有や、未来のビジョンを語り合いました。



農業が基本にある生活ですので、地元出身の方は、会社員や公務員でも農繁期は農作業で忙しくなります。徳之島ならではのワークライフバランスですね。一方で、転勤や結婚で移住された方々もいらっしゃいます。その場合、女性は専業主婦で子育てをするケースが多くなります。都会ほど仕事もないので、社会に出たくても選択肢が少ないのです。しかし、移住してこられた方々の方が、島の良さを沢山感じていたり、熱く語ったりして興味深かったです。
ここでは、女性に限らず、島民全体で子供たちの未来を明るくしたいという希望がたくさんでました。そのために女性にできること、一緒に協働できることをみんなで語り合い、大変盛り上がりました。今回は参加者がほとんど女性という状況でしたが、今後はもっと、女性活躍推進を考えるカタリバに、男性がたくさん参加していただきたいところです。

一方、東京都の某区。

課長級以上の管理職の皆さまが一堂に会し、女性活躍推進について熟議しました。スカイツリー、富士山が見渡せる素晴らしい会場に、たくさんの素敵な笑顔が咲きました。 しかし、研修に参加されたのはほとんどが男性です。



研修に参加された課長級以上の方々の中で、女性はほんの1割ほど。それでも係長級はすでに男女半々になってきたそうです。こちらでは、女性活躍推進は「女性」で語られず、「組織」で語られる段階でした。先進的ですね。中には、「女性より男性がもっと元気にならなければ!」という意見も出たりして興味深かったです。女性の管理職が順調に増えている中、男性管理職の「男も女も同じように接している」というお言葉には自信も感じられ、頼もしかったですが、果たして後進の方々は何を思うのか、どう感じているのか、耳を傾けることも重要な時期に差し掛かっているようにも思いました。また、協働するために、個々人が、男とか女とかに関わらず成長することの大切さを確認できたように思います。

女性活躍推進を、組織の成長ととらえるならば、ますます組織コミュニケーションのスキル向上は必須ですね。









  


Posted by 内木場三保 at 12:43Comments(0)研修

大人はどうして教えようとするのか

2016年12月09日

若い人に学ぶことは多い。
若い人の見ている未来を、大人は同じように見ることはできない。

若い時の記憶はその人をつくる。
若い時の環境が、世代世代の特徴になる。

人をつくるために必要なことはなんだろう。

教育は人が安全に生きていくためにあるから、
あらゆる知識や知恵を教えることは大事なことだ。
だから教えなくてはならない。

しかし、
人をつくるために必要なことはなんだろう。

その人の存在を大切に扱い、話を聴き合い、
一緒に考え、成長をよろこぶ人の存在そのものかもしれない。
親だったり、祖父母だったり、近所の人だったり、先生もまた人を育てている。

人は人との関わりの中で成長する。
若い人だけでなく、大人も成長し続ける。

大人はどうして教えようとするのか。
若い人に学ぶことは多い。



  


Posted by 内木場三保 at 11:24Comments(0)研修

コーチの資格を取得されたい方へ

2016年12月07日

組織コミュニケーショントレーナーのうちこばです。

コーチの資格について、取得する方法をよく尋ねられます。
私は2003年から3年間、当時コーチ21という名前の会社でコーチングを学び、2006年に生涯学習開発財団が認定するコーチの資格を取得しました。10年保持して、今年継続をやめました。
理由は、私にとってコーチの資格は明瞭な境界がなく、なおかつ、個人的に資格ビジネスの一端を担うことに興味がないからです。

世の中にはたくさんの「資格」があります。
「コーチ」の資格は国家資格ではありません。「キャリアカウンセラー」は最近、国家資格になりましたね。
要するに「コーチの資格を持っているからできる仕事」という仕事はないと思っていただいた方が良いと思います。

資格には二つあると、中原淳先生がブログに書いておられます。ご参考までにお読みいただけると幸いです。

しかし、「コーチング」はこれからも、個人にとっても、組織コミュニケーションにとっても、ますます活用されると思います。
ここ10年で、コーチングの認知度は上がり、単純にコーチングスキルを教える研修よりは、コーチングをどう活用するか、またその活用についてさまざまな人、組織に合わせた活用法をどれだけ提供できるかが肝になります。

また、コーチングは心理学とか、ストレングスとか、脳科学とか、いろんな要素が付加されて、ますます進化しています。日本の組織に適応する形の使い方も求められてきていますし、そういった活用事例も増えています。

コーチングを勉強するのは楽しいです。
まずは、ご自分のために学習されることをおすすめします。
いろんなコーチや講師に出会ってください。「コーチングとはなにか」が見えてくる、一番てっとりばやい学習方法です。



  


Posted by 内木場三保 at 12:55Comments(0)こころ塾

母との時間

2016年11月12日

ほぼ毎月 故郷の鹿児島に帰省しています。
かれこれ、5年目になります。
鹿児島で一人暮らしの母との時間のためです。

余命二ヶ月と宣告された父が、ほんとうに二ヶ月で逝ってしまってから、一年は元気だった母が大丈夫でなくなり、思い立って2011年から毎月ちょこっと帰省し、鹿児島の妹に車を借りて、父方、母方の墓参りと畑仕事に一緒しています。

過日、母が言いました。
「80年生きるとわかることがある。人生今そこにあることに一生懸命生きて生きるわけだけれど、でも80になると、人生こんなに短いものかと思ったときに、もっと好きに生きてよかったと、どんな生き方があってもOKなんだと思う」と。

先月、新しい鎌を買ってもらいました。
草ぼうぼうの畑を、いつか、母と一緒に草を刈ったり、弁当食べたり、収穫によろこんだりしたことを思い出す日々が来るんだと思うと泣けてきます。

でも、ちょっとでも毎月、母と一緒の時間を重ねることが、未来の私を生かす 唯一の選択であることは確かです。
来月の帰省ははやくも年越しとなります。




  


Posted by 内木場三保 at 17:53Comments(0)わたくしごと

ベトナム ハノイ回想  クリスマス

2016年11月11日

一昨年のクリスマスは、ベトナムのハノイに一人旅しました。




秋は研修シーズンですので、スケジュールをやりくりしながら多忙な毎日を過ごします。しかし、クリスマスが近くなった頃、ぽーんと暇になるんですね。 そんな時、たまたま手に入ったハノイ行きのチケットで、迷わず一人、海を渡りました。



福岡空港からはハノイまで、ベトナム航空の直行便があります。 だいたい4時間半で到着します。近いですね。

おそらく現在は、ハノイの空港ビルは新しくなっていると思いますが、一昨年の暮れはまだ工事中でした。空港に着いたらタクシーチケットを買って、ホテルまで行きます。ハノイのタクシーは、前もってチケットを案内所で購入するか、しっかり事前に料金交渉をしないとぼられます。

ハノイはホーチミンより都会的な雰囲気がして、クリスマスの設えもホテルのロビーくらいです。でもまあ、クリスマスだからということで、てくてく歩いて行ってみた焼き鳥屋さん「ビンミン」は、庶民的で安くて、とても美味しかったです。



海外へは一人で行くことが多いですが、ありがたいことに周りに旅慣れた友人たちがいてくれるので、たくさん情報を頂きます。望んだ情報の何倍もの情報を提供してくれる友人たちのお世話になるたびに、わたしもそんなふうに、いっぱい情報を手渡せる人になりたいと思います。

2016年のクリスマスは三連休なんですね。
さてさて、今年は、
どんなクリスマスになるんでしょう。




  


Posted by 内木場三保 at 05:55Comments(0)

徳之島 子宝の島のパパママ講座

2016年10月07日




徳之島は奄美諸島にあって、鹿児島県ですが、すぐそこが沖縄県という亜熱帯の島です。天城町、徳之島町、伊仙町と3つの町があります。この3つの町が一時期、一人の女性が産む子供の数で、日本一位二位三位を獲得したことのある、まさに子宝の島なのです。



その名も徳之島子宝空港。

しかし、離島であるために、常駐する産婦人科の医師が不足する事態が続き、妊婦の安心がなかなか得られないという状況にありました。

そんな状況を改善しようと頑張っている助産師の野中涼子さんのご活動の一つとして、島のママパパたちの子育てを支援する広場の開設があります。ここに、2008年から毎年呼んで頂いてパパママ講座やコミュニケーションの研修をさせて頂いております。

私の講座は、0歳児から参加OK!ママたちは、泣く子をあやしたり、授乳しながら、皆さん集中して、楽しんで参加されています。保育士さんたちも助けてくださいます。福岡など都会では、あまり見ない講座風景ですね!

野中涼子さんが代表をつとめるNPO法人親子ネットワークがじゅまるの家はこちら









  


Posted by 内木場三保 at 05:23Comments(0)研修

篠栗の夏 教育センターの夏

2016年10月07日





2009年より毎年夏に福岡県教育センターにて、研修を担当しております。私が担当させて頂く研修に参加されるのは、小学校から高校までの、主に新任の校長先生、副校長先生、教頭先生です。今年は80名の定員に120名ほどの参加希望があり、再受講を希望された先生方はご参加が叶わなかったと聞きました。

私の研修では、後進の若い先生方の育成や、保護者とのよりよい信頼関係の構築について、現場で活用できるコミュニケーションの手法をお伝えしています。対話する演習が入りますので、笑顔も溢れ、にぎやかです。




教育センターは、篠栗は若杉山を望む自然たっぷりな立地にあって、福岡県各地から研修参加のために先生方がお集まりになります。教育センター勤務の先生方にとって夏は、企画された研修が連日実施される大変多忙な季節なのですね。

2017年の夏の研修もご依頼頂きました。楽しみです。
  


Posted by 内木場三保 at 04:19Comments(0)研修